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精油誕生の裏側『お母さんのにおい』

2024.03.15

エピソード

 

香りの物語:ブレンド精油『お母さんのにおい』

私の一番最初の香りの記憶は保育園のころ。

 

当時海外出張の多かった父が、出張の度に買ってきていた舶来の香水のにおい。

お出かけ用の琥珀色の香水をつけている母は優しくて、大好きだったっけ…

 

そんな香りの記憶から生まれたブレンド精油”お母さんのにおい”は産前産後の心身の不調にアプローチできるように

やさしさを重視してブレンドしました。

 

妊娠線やむくみのケアにも重宝する温州みかん。

 

温州ミカンの果皮は陳皮といって胃腸系の不調に使用する漢方薬の材料にもなっています。

また、温州ミカンの近縁種のマンダリン精油は欧米では妊娠線予防のオイルにブレンドされています。

温州ミカンの精油の香りは甘く優しいだけでなくスッキリした酸味も感じる香り。
妊娠中の芳香浴にもぴったりです。

 

ところで実は、温州みかんも、私にとって母を思い出すアイテムの一つ。

初めて一人暮らしをした年の冬、母から届いた段ボールには、乾物などと一緒に

スーパーで買ったみかんがいくつか入っていました。

 

みかんなんてこっちのスーパーでも買えるのに。

当時はそう思ったけれど、今となっては

 

「一人暮らしで果物を買う余裕がないかもしれない。偏った食生活をしているかもしれない。」

 

そんな母の気持ちが込められていたのではないかと思うのです。

 

話は香りに戻って、ブレンドに加えたのはその他の精油は、

国産ラベンダー、国産ゼラニウムなど、まだ香水が天然香料だけで作られていたころ重宝された香りと芳樟。

これらの精油に含まれる成分は気持ちを緩め心身をリラックスさせることがわかっています。

 

そろそろ始まる新生活。

初めて一人暮らしをしたとき、母の偉大さと優しさを痛感したとき。

なかなか会えない母の優しさが恋しくなった時にも、”お母さんのにおい”を。

 

少しだけ加えた檜の精油が大きな力となって母のようあなたを包んでくれることを願って。