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豊中レモンとの出会い

2020.05.08

エピソード

大阪産のアロマを!豊中レモンのこと

 

 

かおりとは、私が全国を回り、納得したものだけをそろえた国産100%の香りのブランドです。

 

ところが、日本のアロマの産地、22都道府県35カ所を2年間かけて取材訪問する中で気づいたのは、都心から遠く離れた場所にある精油資源しか活用されていないこと。

 

都心から1時間もかからない場所にも、汚染されてない環境の植物はたくさんあるのに、見向きもされていない現実があります。

きっとその理由は、農産物や森林資源を活用しなくても地域経済が成立しているからで、大阪にも田畑や山があるのに、おおさかのアロマがないのです。

 

大阪産の精油がないのであれば、私がやればいい。

大阪アロマ。もっと近い北摂のアロマ。

 

 

ところで、豊中に農地があること、そこにレモンの木があることを一体どれだけの方が知っているでしょうか。

 

私自身、大阪府豊中市に住んで8年が経とうとしていますが、豊中の畑にレモンの木が植えられていると知ったのは、2年前。「豊中こどもれもねいど」という企画でした。

2年前の私は、まだ蒸留を始めたばかり。

豊中に果樹園のようなレモン畑があることを想像し、いつか「こどもれもねいど」とコラボレートして、レモネイドに果汁や果肉を使用した後の果皮や剪定するときの枝葉を活用することをぼんやりと考えていたのでした。

 

ところが、その豊中こどもれもねいどが終了するというニュースが昨年の春に飛び込んできたのです。

 

いったいどうして?!という想いとともに私を借りたてのは、豊中のレモンを活用できない資源にしてはダメだ!という思い。

豊中市役所の農政部に相談に行き、農家さんを紹介してもらうことから練り香水プロジェクトがスタートしたのです。

 

練り香水プロジェクトを進めていく中で分かったのですが、豊中のレモンは、広大なレモン畑ではなく、畑の片隅に1本、という農家さんが点在している状況。

収穫量が少ないため、青果として一般的な流通に乗せることは難しいのです。

 

このように、毎年育っても価値がつかない植物は日本国内にたくさんあります。今回は豊中のレモンですが、このプロジェクトは日本各地の埋もれている香りの資源を価値あるものに変えていく第一歩です。

 

 

そして練り香水プロジェクトをきっかけに、豊中のレモンは、再び「豊中こどもれもねいど」の生みの親である上芝さんと協力し、たくさんの方たちを巻き込んで、「豊中レモン畑プロジェクト」の立ち上げに向けて新たなスタートを切りました。

 

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