毎日忙しく働いて、子育てもひと段落。
ふと立ち止まったとき、「あれ、最近の私はなんだか少し無理をしていたかもしれない」と感じること、ありませんか?
昔は当たり前に使っていたお気に入りの香水が、今では少しきつく感じてしまったり。
人工的な香りが肌に残ると、どこか自分と合っていないような違和感があったり。
そんなあなたに知ってほしいのが、「国産アロマ」や「和精油」という、日本の森から生まれた自然な香りです。
この記事では、
- 香水が苦手になった理由
- 森林の香りがもたらす感覚的な心地よさ
- 国産アロマと和精油の魅力
- 自分に合う香りとの出会い方
について、紐解いてゆきます。
目次
- 香水が苦手になった理由
- 森林の香りがもたらす感覚的な心地よさ
- 国産アロマと和精油の魅力
- 自分に合う香りとの出会い方
- 木の葉の香りがくれる、軽やかな癒し
- 木の幹の香りがくれる、深い安心感
- まとめ|香りで飾らず、“わたしらしさ”に還る日々を
- 精油を探すなら、こちらから
香水が苦手になった理由
かつては、香水は“気分を上げるためのツール”でした。
お気に入りのボトルをバッグに入れて、朝の身支度の仕上げにひと吹き。
香りをまとうことが、自分らしさの一部だった時期もあるでしょう。

けれども、年齢を重ねたり、生活が変わっていく中で、
「強すぎる香りがつらい」
「肌に残る人工香料が重たい」
と感じるようになった方が増えてきています。
その理由の一つは、感覚がより繊細になっているからかもしれません。
その一方で、市販品の多くはどんどん合成の香りが強くなり、香りに襲われるような感覚になることも。
香水は“誰かに届ける香り”であることが多いですが、今求めているのは、“わたしの内側に響く香り”。
この記事にたどり着いてくれたあなたは、誰かに見せるためではなく、わたしのための香りを、求め始めているのでしょう。
森林の香りがもたらす感覚的な心地よさ
人は自然の香りに触れると、身体のリズムが静かに整っていきます。
それは理屈ではなく、もっと深いところ――本能や感覚のレベルで反応するような心地よさ。

特に「森林の香り」は、私たちにとって特別です。
- 木の葉が風に揺れる匂い
- 雨上がりの土の湿った香り
- 日差しに温められたヒノキのぬくもり
こうした香りに触れたとき、呼吸が自然と深くなり、思考が少しずつほどけていくような感覚になります。
国産アロマは、まさにその“森にいるときの感覚”を香りで再現してくれる存在。
それは、装うものではなく、暮らしの中で寄り添ってくれる香りです。
国産アロマと和精油の魅力
「国産アロマ」や「和精油」とは、日本の森に育った植物から抽出された、自然そのままの香りをもつ精油のこと。
私たち「かおりと-kaorito-」では、北海道から九州まで、地域ごとに異なる樹木の葉や木部から精油を丁寧に採取しています。
海外産の精油とは異なり、日本の土地と気候で育った植物には、どこか懐かしく、控えめで、静けさを感じる香りがあります。
また、その製法にも大きな特徴があります。
- 化学的な香料は使用せず、自然抽出100%
- 森の中で一本一本採取される素材
- 生産者と自然との深いつながり
香りをただ「商品」としてではなく、自然と人との関係性から生まれた“恵み”として扱う。
そんな世界観が、国産アロマには息づいています。
自分に合う香りとの出会い方
「どの香りが私に合っているのか、よくわからない」そんなふうに迷うこともあるかもしれません。
でも、香りは正解を探すものではなく、感覚で選ぶもの。

以下のような選び方もおすすめです。
- 朝の気分で選んでみる
- 香りを嗅いで“深呼吸したくなる”ものを選ぶ
- 名前に惹かれた香りを試してみる
今日はヒノキに惹かれても、明日はスギが心地よく感じるかもしれません。
“今のわたし”に合う香りが、日々変化することも、アロマと共に暮らす楽しさのひとつです。
木の葉の香りがくれる、軽やかな癒し
森の中で真っ先に感じる香りは、木の「葉」から生まれる香り。
新緑の季節に散歩をしていて、すがすがしい気持ちになるのは、木の葉が風で揺れることで空気中に放出される、微量の香り成分のおかげ。
瑞々しくて、光をたっぷり含んだ、空気のような香りです。
ヒノキ葉
なじみのあるヒノキの香りにさわやかさをプラスしたような森のアロマ。
森林浴で深呼吸をした後のようなすがすがしさを感じます。
ヒノキの香りは嫌いな人がほぼいない、日本人にはなじみやすい香り。
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スギ葉
少しフルーティで華やかなアロマの香り。
花粉症のネガティブなイメージを覆す、大好きな香りの一つです。
あまりシャープになりすぎないやさしさが欲しい時にお勧めの香りです。
精油では花粉症の症状は出ませんのでご安心ください。
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トドマツ
北海道の大地ではぐくまれたモミの木の仲間。
葉っぱの香りはちょっとシャープだけれど、すっと抜ける香りが心地よい精油。
男性の化粧品の香料にも使われれている成分を多く含みます。
葉の香りは、全体的に軽やかでフレッシュ。前を向いて進んでゆきたくなるような香りは、香水のように重く残らず、香りに敏感な方にも心地よく感じられるのが特徴です。
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木の幹の香りがくれる、深い安心感
木の「幹」や「芯」の部分から採れる精油は、どっしりとした安心感や、内側から支えてくれるような香りが多いのが特徴です。
ヒノキ木部
どっしりしすぎないのでいつでも使える香りの一つ。
心が穏やかになる香りは、疲れた時に使いたくなる精油の一つです。
抽出方法によって香りの印象が変わります。
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ヒバ
虫が嫌うことで有名なヒバ精油。
人にとってはリラックス効果が高いとされる成分が含まれているので、ほんのり香らせるのがポイント。
どこか懐かしさを感じる樹木のアロマが楽しめます。
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ヒメコマツ
ミカンの花の精油ネロリにも含まれる、ネロリドールを含む貴重な精油。
木の蜜のような甘さを感じる香りに心が緩むのは、私だけではないはず。
ほかの精油とブレンドしたときのベースノートとしてもおすすめです。
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日本に生える木の幹の香りは、香水のように“人に見せる香り”ではなく、 “自分の内側に戻る香り”として、心に深く染み込んでいきます。
いったんリセットして、次に備える。そんな時に使ってほしい香りです。
まとめ|香りで飾らず、“わたしらしさ”に還る日々を
香水を手放したとき、最初は少し不安になるかもしれません。
けれど、自分の感覚に正直になれた瞬間こそ、本当の自由が始まるのではないでしょうか。
日本の森が育んだ香りは、あなたの暮らしに溶け込むように、静かに寄り添ってくれます。
主役のような香りをまとうのではなく、香りと暮らす自分を主役にする日々へ。
そんな時間を、国産アロマと一緒に過ごしてみませんか?
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この記事は「国産アロマの専門店かおりと-kaorito-」代表 古山順子が執筆しました。