pagetop

BLOGブログ

“寝る前のアロマ”が眠れない夜を整える。その理由と精油の選び方。

2025.10.09

アロマ徒然

自分を整えることは、もう「決めている」

眠りは、ただの休息ではありません。
それは、明日の自分を整えるための“準備”です。

思考がクリアな朝、静かな集中が続く午後、不安に飲み込まれない強さ。

その全部は、「よく眠れたかどうか」で決まっていくのです。
だから、うまく寝付けなかった翌朝や、眠りが浅い日が続いた週は、仕事の判断が鈍ったりミスが増えてしまう。そんな経験、ありませんか?

香りを使って眠るという選択は、いつでも自分を“最適な状態”にしておくための戦略。

忙しさに押し流されず、ちゃんと“わたしを戦える状態”に整える。
その姿勢もまた、自己実現への第一歩なのかもしれません。

香りは、感情の奥に触れるスイッチ

寝れない夜に、アロマという“心強い選択肢”を

眠りたいのに、眠れない。
そんな夜は、思考が止まらなかったり、感情が揺れていたり、身体だけが重たかったり。

「寝れない」と検索するその指先に、本当は誰にも気づかれないようにSOSが込められているのだと思います。

そんなとき、香りは無理に眠らせようとはしません。

ただ、自分のなかにある「休む準備」を、穏やかに、でも確実に整えてくれるのです。

だからこそ、アロマは“寝れない夜”にこそ価値を発揮するのです。

眠る。寝室の様子

まず試してほしい定番の眠りのアロマ

※ご紹介している精油ページへのリンクは末尾にあります。

森の奥にいるような、ヒノキ精油の香り。
αピネンという成分が豊富で、脳の感情や段取りをつかさどる部分の働きを、正常にするといわれています。
だから、煮詰まった思考がほどけていくような感覚。
もやもやした頭がすっきりしていくと同時に眠りが訪れます。
※ひのき(木部)精油 温熱循環式がおすすめ!

甘すぎないけれど、やさしく寄り添ってくれる、ホウショウ精油。
フローラルグリーン甘さと、芯のあるやさしさが心地よい香り。
香りを嗅いで5分で副交感神経優位になるという論文も出ている香りの主成分はリナロール。
ちょっと幸せな気分になれるから、不安を手放すように瞼が閉じていきます。

頭の重さを静かに抜いてくれるような、和ハッカ精油の澄んだ清涼感。
ハッカの主成分はメントール。日本語だとハッカ脳(のう)。
「脳」という字がつく香りの成分は陰陽併せ持つといわれ、少量で使うと高ぶった感情や苛立ちを沈めてくれるといわれています。
いやなことがあった。理不尽さでイライラする。
そんな時にスーッとクリアになってストンと眠れるのは快感です。

そのほか、好き嫌いは分かれますが、コウヤマキ、スギ木部、いよかんの香りも、眠りたい時によく使います。

使い方は“切り替え”の習慣に落とし込むのが鍵

  • 寝る30分前、湯気の立つマグカップに精油を1滴落として寝室に置く
  • アロマストーンを枕元に置く
  • ぬるめのお湯でアロマバスを楽しむ

眠る前のルーティンを香りを使って作ることも大切。
香りを嗅ぐだけで、心と体が休息モードに切り替わるようになっていきます。

精油ボトルと入浴剤

脳と神経の仕組みに働きかける“香りの科学”

香りの作用は、単なる気分転換ではありません。
精油に含まれる芳香成分は、嗅覚を通じて脳の「感情」や「記憶」の中枢にダイレクトに届きます。

その結果、自律神経のバランスが整い、副交感神経が優位に。
心拍や呼吸がゆるやかになり、体は自然と“眠る準備”へと入っていきます。
※精油の種類によっては逆の作用もあります。

香りを感じることで、「今日の思考」を一度棚に戻してリセットできる。
それが、眠る前の“自分を取り戻す時間”になるのです。

眠りのための香りは、品質で選ぶ

香りが脳に届くなら、使う精油の「質」は何より大切。
かおりとの精油はすべて、日本国内の産地を訪れ、生育環境・抽出方法・人の手仕事を見て、選び抜いたものです。

すべての精油は、産地に足を運び、生育環境を確認。
さらに、外部機関での成分分析を行い、安心して使える品質でお届けしています。

「精油の品質って良くわからない」、「何を選んだらいいかわからない」という方でも、「好き」「眠れそう」という感覚で選んで大丈夫。

疲れている時こそ、確認すべきことは最小限にして、自分だけの香りを味方にしてください。

精油をボトルに詰める様子

泥のように眠れる夜が、明日の仕事を支える

実は、眠るのは、“疲れたからすること”だと思っていた時期がありました。

でも本当は、仕事のパフォーマンスを支える「戦略的な休息」だと気づいたのは香りを使うようになってからです。

香りは、そこにやさしく入り込みます。
ただリラックスさせるのではなく、明日、ぶれずに働く自分になるために、今夜を整える。

泥のように眠れる夜を増やすことが、結果として、不安に引っ張られない「強さ」の基盤になるのです。

すぐに使える!眠りを整える香り

  • ヒノキ木部精油(高知県産)
     豊かな森林の中で育ったヒノキ。建築用木材を乾燥させるための装置で、低温でゆっくり精油を抽出することで、クリアで安心感のある香りになります。

  • ほうしょう精油(鹿児島県産)
     クスノキの亜種であるホウショウという樹木の枝葉から丁寧に抽出。甘さとさわやかさのバランスの良い香りは、嫌いという人に出会ったことがありません。

>「眠れない夜を整えるときのアロマ」一覧をみる